ブライアンは、一台のタブレットPCを持って、自宅の1階の奥、父親の居る部屋のドアをノックしました。

??    「どうぞ、お入りなさい」
ブライアン「失礼します」

ブライアンが、父親、「ブレア=コールフィールド」の部屋へ入ると、ブレアは、長めの髪を後ろでまとめ、パソコンに向かってテキストを打っていました。
ブレアの部屋の本棚には、古今東西あらゆるゲームに関する資料が並んでいました。

コールフィールド家は、さかのぼる事300年より、フィオナ王室での政務を担う重要な人物を輩出してきた名家ですが
アルヴィン5世の時代に入り、王室に掛かる一般民衆への鉄のカーテンが開けられた事により
コールフィールド家も、依然国内での重要な位置にいながらも、様々な夢へ向かって進む者が増え
ブライアンの父親であるブレアも、王室の政務官兼、大手ゲームソフト開発会社の社長として現在に至っています。

コールフィールド家と言うのは、国内で随一の財閥家系で、当然分家が沢山あり、ブレア達は、その中の一派であり
本家よりかなり自由に活動出来るという点で、ブレアはゲームへの道へ進んだのでしょう。

ブレア   「して、どうでしょうか?」
ブライアン「ええ、一通りの武器でクリアしましたが、やはりフィオナチャンネルの評判通り
       大剣のモーション値が低いようで…今度のZでは、大剣の調整が必要でしょうね」

ブライアンは、「モンシロハンターフロンティア」の最高難度での各ボスソロ撃破タイムと
プレイ動画を記録したタブレットPCを、ブレアの机に置きました。

ブレア   「ありがとうございます、お疲れ様でした」
ブライアン「いえ、とんでもない、それでは私はこれで」

ブライアンが部屋から立ち去ろうとすると、ブレアは何かを思い出し、声をかけました。

ブレア   「そうそう、それはそうと、ブライアン」
ブライアン「はい、なにか?」
ブレア   「来年、騎士団の試験を受ける事になると思いますが」
ブライアン「ええ」
ブレア   「剣術の方はどうですか?」

ブライアンは、少し困った顔をして言いました。

ブライアン「それですね…私は戦略戦術、あと政略ですか、の方に重点を置いていましたから
       いざ剣術を勉強するとなると、どうも取っ掛かりがないのですよ」

ブレアは、「なるほど」と言いながら、A4の用紙に簡易的な地図を描き、それをブライアンに渡しました。

ブライアン「おや、これは?」
ブレア   「おせっかいかもしれませんが、私の知り合いの剣術家が運営している道場の地図です。
        時間が許すようなら、是非行ってみると良いでしょう」

ブライアンは、驚きました。

ブライアン「ほう!剣術家にお知り合いが?」
ブレア   「ええ、剣術モーションのキャプチャーをさせて頂いた方でしてね。
        はたして剣だけでなく、槍や弓…東西のあらゆる武器をこなす稀有な方ですよ」
ブライアン「なるほど、それは心強い、早速、明日にでも行ってみるとします」

ブライアンは、用紙を大事に折り畳んでズボンのポケットに入れました。

ブレア   「また、これは宝話ですが…」
ブライアン「ほう?」
ブレア   「もし、その先生から一本取る事が出来ましたら、家宝の七星宝剣を差し上げましょう」
ブライアン「はて、そのような至宝がこの家にあるとは初耳ですが…」

ブレアは、笑みを浮かべて言いました。

ブレア   「ははは、それはそうでしょう、昨日リア(ブレアの妻)と骨董品店で見つけて買ったばかりですから。3万円もしましたよ」
ブライアン「…そうですか、では、もし一本取れたら頂くとしましょう」


翌日、ブライアンは、地図を頼りにフィオナ城下町を歩き、目的の剣術道場へとたどり着きました。
その剣術道場は、ジパン様式の建造物で、屋根には「カワラ」と呼ばれる建材が使用されており、温かみがありつつも、とても風格がありました。

ブライアン「なるほど、ここですか」
アルヴィン「でも、門閉まってるけど、どうやって入るんだかね?」

ブライアンの横には、アルヴィンが居ました。
今日は土曜日で、暇なアルヴィンはいつも通りブライアンの家に遊びにきたのですが
ブライアンが剣術道場に行くと聞き、それは面白そうだとついてきたのです。

ブライアン「呼び鈴もありませんし、とりあえずノックでもしてみますか」
アルヴィン「あ、や!まてまて!こういう時はあれだ、マンガとかでよくあるじゃない、あれだ」
ブライアン「さて、なんでしょうか?」

アルヴィンは、大きく息を吸い、そして声を出しました。

アルヴィン「たのもう!!」

演説慣れしているアルヴィンのよく通る声は、一面に響き、あたかも大気がビリビリと震えるようでした。
横に居たブライアンは、当然ぎょっとしていました。

ブライアン「…これは、失礼にあたるのではありませんか?」
アルヴィン「いや大丈夫でしょ、この後門下生が2人位出てくるはずなんだよね、マンガでは」

しばらくすると、道場の門がギギギと軋む音と共に開き、中から同じ胴着を着た門下生が…20人位出てきました。

アルヴィン「いっぱい出てきた!」

アルヴィンは、泣きそうな顔でブライアンを見ました。
ブライアンは、門下生達にどう弁解するべきか考えていましたが、なにやら門下生の様子がおかしい事に気づきました。

門下生A「…あれか、また…あれかな」
門下生B「かもしれないナァ…聞いてみるか」

門下生の1人が、ブライアンに話しかけました。

門下生  「えー…と、門下生希望、かな?」
ブライアン「ええ、失礼の段深くお詫びしますが…私はそのつもりで参りました」

門下生は、「やっぱりなー」と小声で言いました。

ブライアン「…失礼と存じますが、もしかして、以前にもこのような事がおありで?」
門下生  「え?ああ、そうねー…ああ、その前例を連れて来るから、悪いけどその2人から色々案内を受けてくれるかな、俺達は引っ込むから」
ブライアン「わかりました、お気遣いありがとうございます」

逃げ腰で居たアルヴィンが、口を開きました。

アルヴィン「これはどういうことかな?」
ブライアン「さあ…私達のような無法者がほかにも居たと言う事でしょう」

そしてしばらく待つと、青い髪の女の子と、赤い髪で尻尾を持った女の子が、門から出てきました。

4人「あっ…」

4人は5秒ほど沈黙してしまいましたが、ブライアンが口火を切りました。

ブライアン「お2人は、ここの門下生だったのですか?」
シルヴィア「え、あ、はい、実はそうなんですよ」
ラル    「驚いた〜、2人も門下生希望なの?」

そう言えばと、ブライアンは気付きました。

ブライアン「そう言えば、あなたはどうするのです?私は剣術を習う気概ですが」
アルヴィン「え、俺?ああ、まあ…なんとなくついてきたけど、どうしようか?」

ここでラルが、アルヴィンの腕を取りました。

ラル    「一緒にやろうよ〜、ここ楽しいよ?」
アルヴィン「そうなの?うーん、じゃまあ、さわりだけでもやってみようかな」
ラル    「うん!」

ブライアンとシルヴィアは、「あらま」と思いましたが
ブライアンは、早速シルヴィアとラルに、道場の案内を頼む事にしました。

シルヴィアとラルは、最初にブライアンとアルヴィンを事務所に案内し、入門の手続きを済ませ
次に、師範であるエレアノール=ルーサーフォードの元へ連れて行く事にしました。
その途中で、水を飲みに外へ出ていたスチュアートが4人を発見し、合流しました。

シルヴィア達は、ブライアンが騎士になりたいと思っている事を知っていましたが
逆にブライアンとアルヴィンは、シルヴィアとラルが騎士になりたい事は知らなかったため
驚きを交えつつ、道中はその話題で盛り上がりました。

アルヴィン 「スチュアート君は、そうなるとやっぱし冒険者で?」
スチュアート「うん、騎士も憧れたけどね、『冒険者』であるロレインさんに救われたってのがでかい」
ブライアン 「なるほど、ロレイン=ハートソン氏…ですか」
スチュアート「ん?」
ブライアン 「いえ、以前何かの本で、名前を見た事がある気がしまして」

ブライアンは、何かを重要な思い出しそうでしたが、その正体がつかめませんでした。

シルヴィア 「あ、ロレインさんって騎士団の隊長ですから、それで何かに載ってたんじゃないですか?」
ブライアン 「…うん、そうかもしれませんね…それにしても、ラルさんも騎士になりたかったとは」
ラル     「んふー、イメージに合わない?」
ブライアン 「いえいえ…理由はなんであれ、冒険者も騎士もとても気位の高い職業ですから、お互い誇りを持つべきですね」
アルヴィン 「俺はどうなのかな」
ブライアン 「まあ、椅子にでも座っていれば格好はつくでしょう」
アルヴィン 「ンモー」

5人は、エレアノールの居る(はずの)師範専用の職員部屋にたどり着き、ドアのノックしました。

ブライアン 「…応答がありませんね」
スチュアート「ん、俺さっき師範がここに入るとこ見たんだけど」
シルヴィア 「…あ、こういう時って」

シルヴィアが後ろを振り向くと、そこにはしっかりと師範であるエレアノールが立っており、何かをメモしていました。

アルヴィン「うおっ!」
ブライアン「なんと、いつの間に!」
ラル    「ンモー、今度はいつからつけてたんですか?」

エレアノールは、鉛筆をくるくる回しながら言いました。

エレアノール「え、門からだけど」
スチュアート「だと思いました…あと食堂と更衣室に寄って、次に道場に行きます」
エレアノール「そう、それじゃこれが道着ね、更衣室でついでに着替えてきてね」

エレアノールは、ブライアンとアルヴィンにポンと道着を渡し、道場の方向へ向かいました。

スチュアート「あ、あれが師範ね、エレアノールさん」
ブライアン 「なかなかどうして、不可思議な雰囲気の方ですね」
シルヴィア 「ええ、でも良い人なんですよ」
アルヴィン 「ああ、うん、なんかわかる」

ブライアンとアルヴィンは、道中の更衣室で道着に着替えました。

ラル    「えーと、で、道場に入るときは『おはようございます』で、出るときは『ありがとうございました』って感じで」
ブライアン「承知しました」

5人は、道場の扉を開け、「おはようございます」と元気よく声を出し
それに対し、道場の門下生も、「おはようございます」と元気よく声を返しました。
その5人を見て、門下生の1人が、「あっ」と声を出し、近寄ってきました。
サラサラの銀髪に、物腰柔らかい美形の、シーヴァー=レインウォーターです。

シーヴァー「アルヴィンさんにブライアンさん!お久しぶりです」
ブライアン「これは、無沙汰をしていまして、先日はどうも」
アルヴィン「クマネズミ以来だね、君もここの門下生だったんだ」
シーヴァー「はい、あ、道着を着ていると言うことは、お2人も入門するんですか?」
ブライアン「ええ、私は騎士の素養を身に着けたいと思いまして」
アルヴィン「俺はなんか成り行きで」

シーヴァーは、笑顔で言いました。

シーヴァー「あはは、そうなんですか、ここ良いとこですから、成り行きでも楽しめると思いますよ」
アルヴィン「うん、そんな気がしてきた、友達いっぱい居るしね」

ここで、道場の端で座布団に座っていたエレアノールが声を出しました。

エレアノール「ほらほら、新入部員…ん?部員じゃないわ!新門下生!さっさと挨拶にくる!」
アルヴィン 「あ、そうだった」
ブライアン 「おっと…それでは、名残惜しいですが、また後ほど」
シーヴァー 「うん、それじゃあ、また後ででも」

ブライアンとアルヴィンは、シルヴィア達にも挨拶をして、エレアノールのもとへと向かいました。
2人は、エレアノールの前で背筋を正しました。

エレアノール「それじゃあ、あらためまして、私が師範のエレアノール=ルーサーフォードです、よろしくね」
ブライアン 「ブライアン=コールフィールドです、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」
アルヴィン 「アルヴィン=オデッセウス=ニーグルです、右に同じく、よろしくお願いいたします」

エレアノールは、口元に微笑を浮かべました。

エレアノール「うん、よろしい!ここでは財閥の子息だろーが、王族の跡継ぎだろーが、皆平等ですからね。
         俺様タイプだったら厳しく指導しなくちゃならなかったけど、そうでもないみたい」
ブライアン 「ありがとうございます」

エレアノールは、メモとノートを挟んだバインダーを取り出しました。

エレアノール「一応聞いときたいんだけど、2人とも剣術の経験は?」
アルヴィン 「えーと、まったくありません」
ブライアン 「私も同様です」

「なるほど」と言いながら、エレアノールはメモをしていましたが、何かを感じ、いぶかしげにブライアンを見ました。

エレアノール「でも貴方、ブライアン君…なんか変なのよね、ずっと剣術やってたみたいな雰囲気がするのよね」
アルヴィン 「ええ?」

ブライアンとアルヴィンは、面食らい、お互いの顔を見てから、ブライアンはエレアノールに話しました

ブライアン 「いえ、私は剣術の経験は皆無ですが…」
アルヴィン 「うん、ブライアンの事は子供のときから知ってるけど、何もやってないはずだけど」
エレアノール「ふーん…それならそうなのでしょうけど…まあいいわ。
        まずえーと、アルヴィン君は片手で使うロングソードが合ってると思うけど、とりあえず、それではじめてみる?」

アルヴィンは、驚きました。

アルヴィン 「えっ、俺ロングソードが合ってるの?」
エレアノール「筋肉のつき方とか、そういう、その人の「特性」って感じかしらね、見れば大体分かるの」
アルヴィン 「ひえー、そんなの分かるんだ…うーん、それじゃあ、俺はロングソードを使ってみます」
エレアノール「いいわ、で、ブライアン君は………………」

エレアノールが、またいぶかしげな目でブライアンを凝視しました。
10秒ほど沈黙が続いたため、ブライアンが先に口に出しました。

ブライアン  「何か、問題でも…」
エレアノール「いえ、問題と言うか、貴方、全部向いてるのよ、片手剣も両手剣もカタナもレイピアも、それこそ槍も弓も全部…道場やってて初めて見たわ、こういう人」
アルヴィン 「…え、なに、ブライアンって天賦の才みたいのがあるって事ですか?」
エレアノール「うーん、私そういう言い回しあんまり好きじゃないんだけど…それが近いかしらねー」
アルヴィン 「すごいな!」

ブライアンは、武力に訴えると言う事にあまり前向きではなかったため、素直に喜んで良いものかと迷いましたが
騎士としての資質に富んでいると解釈する事にしました。

ブライアン  「ありがとうございます」
エレアノール「…でもねー、貴方、と言うか貴方達、正直なとこ、あんまり人と戦いたくない派でしょ」

それを聞いて、ブライアンとアルヴィンは、ギクリとしました。
もともと2人とも、武力はあくまで抑止力であり、真の戦いは弁論にあると言う主張を持っていました。
エレアノールの心の千里眼は、それを見逃さなかったのです。

ブライアン「仰る通りです、しかし、私は騎士となり、この戦争をなくすと言う志を持っていますので
       剣術を会得したいと言う気持ちに偽りはありません」
アルヴィン「俺は、誰かを守れる位の力は持っておきたいって言うのはあるかな」

エレアノールは、「うん」と小声で言いました。

エレアノール「そっかそっか…うん、そういう感じなら歓迎するけど…そうなると
        どちらかと言うと、護りに重点を置いた剣術の方が貴方達好みかしらね」
ブライアン「ええ、そうですね…そうして頂けると、ありがたく思います」
エレアノール「それじゃ決まり、私が居る時は稽古つけられるけど…シルヴィアさん!」

スチュアートと模擬試合をしていた(そして一方的に攻められて涙目になっていた)シルヴィアは、エレアノールに呼ばれ、小走りで駆けつけました。

エレアノール「…なに泣いてるの?」
シルヴィア  「泣いてないです、ちょっとスズメが目に入っただけです」
エレアノール「そう…まあいいけど、シルヴィアさんは、しばらくこの2人と練習をしてちょうだい」
シルヴィア  「えっ私が?」
エレアノール「そう、貴女が」

シルヴィアは、まごまごしていました。

エレアノール「シルヴィアさんは、攻めは弱いけど、ディフェンスに定評があるコなのね。
        2人は、シルヴィアさんからいろいろ吸収していってほしいわけ、友達みたいだし」

シルヴィアは、ルーサーフォードに入ってから、誰かに技術を教えたりなどした事がなかったため
なんとなく認められた気がして、心が明るくなりました。

ブライアン「承知しました、シルヴィアさん、よろしくお願いいたします」
アルヴィン「よろしくね!」
シルヴィア「あ、えと、がんばります!」

しかし、シルヴィアは、背後に、何かの気配を感じました。

ラル      「ずるい!私も教えるの!」
シルヴィア  「わっ!」
エレアノール「ん?貴女も教えたいの?うーん…」

そこに、スチュアートが近づいてきました。

スチュアート「…あー師範、あれですよ、ラルさんはアルヴィンさんと練習すると良いんじゃないかな〜と思っちゃったりして…」
エレアノール「…ああ、そういう感じなのね…それじゃ、ラルさんはアルヴィン君とよろしくやってちょうだい」
アルヴィン 「えっいや、んん?」
ラル     「そーと決まったら練習しよう!」
アルヴィン 「えっあっ、うん…」

ラルは、アルヴィンを引っ張って道場の隅っこの方に行ってしまいました。

ブライアン 「…」
シルヴィア 「…」
スチュアート「…それじゃ、まあ俺はこれで…」
エレアノール「あ、そう!ちょっとスチュアート君」
スチュアート「はい?」
エレアノール「ブライアン君とシルヴィアさんが一緒に練習してるとモニョるでしょうから、スチュアート君もセットで3人で練習してちょうだい」

それを聞いて、シルヴィアとスチュアートは、顔を真っ赤にしました。
ブライアンは、「なるほど」と思いつつ、笑みをこぼしていました。

シルヴィア  「えっあっ、でも、ブライアンさんにも相手は居るんですよ…良い人」
エレアノール「それじゃ、その人がモニョるでしょう、いーから3人で練習しなさい、ほらシッシ!」

もつれつつ、道場の一角へ向かおうとする3人ですが、ここでブライアンが気づきました。

ブライアン 「師範、結局私の武器は何がよろしいでしょうか?」
エレアノール「えっ?あ、そうね、騎士団はオルガ社の片手剣が標準だから、ロングソードから始めてみたら?」
ブライアン 「承知しました」


その後ブライアンは、短期間の間に、ルーサーフォードで習える全ての刀剣の技術を習得してしまい
スチュアートやシーヴァーと同等かそれ以上の実力を身につけました。
そして、騎士団の剣術試験に臨む彼の腰には、煌びやかな宝剣が一刀帯びられていたと言う話です。



目次に戻る